・・・そこまでしてバレちゃいけない生徒会長って何なんだ・・・、と思いながら俺は空き教室に1人で向かう。
――――と、その時。
「あっ、あのっ・・・城崎くん!!
あたし、城崎くんに一目惚れして・・・
よ、よかったら付き合ってください!」
と、後ろから急に声をかけられる。
――――――――またか。
正直、3週間で何回もこんなことはあった。
女子校だからなのか、あまり呼びだされたりせず廊下で急に言われることが多い。
いつも妃織たちが追っ払ってくれてんだけど・・・
んー・・・今日はどうしようかな・・・ι
目の前で恥ずかしそうに俯いてる女を見て、俺は思わず苦笑する。
やっぱりどう過ごしてたって、女が嫌いなのには変わりない・・・。


