・・・女なのに、なんて力っ・・・ 「・・・んん・・・んんん・・・ッ」 息ができないほどの圧迫感に、 聞きたくもない自分の声に、涙が出そうになる。 次の瞬間、離れた唇。 「・・・ははっ、よろしくのあいさつ♪」 「っ・・・」 何か文句を言ってやりたいが、酸素を吸うのに精いっぱいで言葉にならない。 「あたし達をただの女だって 思わない方がいいよ? ケンカとかは結構強いしねっ」 上から俺を見下ろしながら愛宕が言う。