「・・・父さん・・・?」
『おお!!朔也か!
無事着いたようで安心したぞ』
その言葉に、間違いではなかったんだと俺は撃沈する。
「・・・何が安心だよ・・・!
俺は聞いてねえぞ?!
つーか、共学って言ったよな?!」
『お前がこれから通うんだから共学だろ』
「っ・・・」
そんな理不尽な、と俺は返す言葉を見失う。
「とりあえず、これから帰るからな!!」
『・・・今家には誰もいないぞ?
私達は今、空港にいるからな。
メイドや執事たちも全員一緒だ。
朝までお前がいた家には誰も
いない。これから暫く―――・・・
そうだな、3年間はカナダの家で
暮らすから、そこんとこよろしく』
―――――――――はあぁああぁあ??!!!


