「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は??」 全ての始まりは、俺のこの一声からだった。 「・・・・・・今、なんつった?」 広い応接間で、俺は椅子に座る男――・・・親父に聞いた。 「聞こえなかったのか? だから、高校の願書書き換えたって」 「・・・・・・・・・・・・・・・は??」 答えとしてはちゃんと返ってきたものの、 意味が理解できない。 俺はまた、同じ言葉を吐きだすこととなった。