左手のエース

「あ!でも…

部活とか、課外活動で
いい成績を残してる人は
ウケがいいって話、
聞いたことあるよ!?


舞も、部活で活躍して、


万が一、
勉強できるようになったら……」



「…んなこと
天地がひっくり返ってもないって」





「それもそうだね。」





亜耶はコロコロと表情変えながら華やかに話す。

でも、その話に
あたしの気持ちは曇っていく。









早紀先輩の目指す、Y大…。


噂には聞いてたけど
そんなに難関なんだぁ…。






階段を下りて、
1階の廊下に出たあたしと亜耶は、

職員室の前に生徒の群れができていることに気づいた。




「…あれ?
みんな何してんだろ…?」