「花音、おい花音!」 「えっ?」 「なに自分の世界に浸ってんだよ。 腹減ったからファミレス行こう」 「うっうん」 人がまばらになったライブ会場を出ようと出口に向かう。 「あっあの...」 急に声を掛けられた。 「あのっえっと花音さんですよね?」 「へっ??」