そんな中緊張で動けないあたし。 「…なの…。」 「ん?」 あたしの声はザワッと木が揺れる音で掻き消される。 「…好きなの…優介のことが…ずっと、前から好きなの……!」 しばらく固まる優介。 優介の口が開きだした。 「俺は…………