白川君・・・

すっとまっすぐに席に向かっていく・・・

(話さないの?)
  

加奈が小声で聞きてきた

話せるなら・・・話したい・・・けど・・・

白川君はいつも、
席についてすぐ本を読む・・・から


邪魔しちゃ・・・いけない。


私は、黙って首をふった


「そっか、まぁ・・・地道にがんばれ!」

「うん」