図書室・・・静かにそっと



入る。

すでに、白沢君は

カウンターに座ってる

私が入ってきたのを見て

「遅かったね。」

たったそれだけだけど

話し掛けてくれた。

「あはは。ごめんなさい、

 仕事多くなっちゃうね」

「別に・・・」

それだけで

会話はほとんど無くなって

私は静かに

白沢君のとなりに

座った