獅子が招いてくれた恋

 
んで、泣き疲れて寝てるこのお嬢はどうしたらいいんだ?


もう10月も終わる、どちらかと言うと寒い季節。
寝かしてやりたいけど、風邪引いたら俺のせいにしかねない…。

かといってこんな時間に家まで届けれるかっつったらそうでもない。


起こして、車に乗せて、家の近くで降ろして。
とにかく自分で帰ってもらうのが一番。




だけど、これがまた起きないんだわ。
眠りが深いんだか、寝起きが悪いんだか…。
はたまた狸寝入りか…?




『起きろ、おいっ。起きろはるか!』

『はるか、朝!電車乗り遅れるよ』


とりあえず朝定番のセリフを並べてみる。

起きない。


『お残しは…許しま〇んでー!!』

『ごーはんだ、ごはんーだー♪さーたーべーよー♪ごーはんにみそしーるー、はーんばあぐー♪』




夜の公園。日付が替わる頃。
ひたすら眠る18才と、“汽車ぽっぽ”の節で歌う22才。


近くに家がないのが、ちょっとした幸い。






結局、目覚めた言葉は

『プレイボーール!』