約2ヶ月後。 「じゃあ頼むねー!」 満面の笑みで白い地下足袋とグレーの法被を渡された。 『あの、俺はどの御輿に着けばいいですか?』 「あぁ、テキトーでいいよ」 テキトーって言われてもな。 けんさんはここの地域のまとめ役みたいな存在。 区長でもなんでもない。 けれど、自衛隊上がりの体力と行動力、そして愛嬌のある性格から催し物の時には自然とリーダー的な位置に立っている。 このけんさんのお陰で7年振りに地元の祭り参加することになった。