獅子が招いてくれた恋

 
ペチペチペチペチ…

サンダルで走る音が後ろから聞えてきた。




「元気ねえなー…。かえで!何やってたんだよっ」

「お姉ちゃん…!」

「はるちゃーん!!」

「待ってたよはるちゃん!うちらだけじゃ無理〜」

「一緒にわっしょいしよ〜?」




うちらだけじゃ無理!?
よく言うよな〜
ずっと黙って担いでただけだろ!
この中学生の小娘どもが…




「はーいはい、ほいじゃあいくよー!」

「「「おーっ!!」」」


サンダルの主の声に中学生たちが声を張った。




「さあさあみなさん元気な声でー…そーれ、わっしょい!」

「「「わっしょい!」」」

「わっしょい!」

「「「わっしょい!」」」


ピッピッ「わっしょい!」

「「「わっしょい!」」」

中学生がサンダルの主の声に合わせて笛を吹き始めた。




「ほーら、小学生!聞こえないぞー?…わっしょい!」


御輿の後ろを歩きながら音頭を取るサンダルの主。

その声は俺の背中にも刺さる。

わっしょい言えよ!
腰曲がってんだよ!

なんとなくそう感じる。