「本当によろしいですか?失敗をすればそのまま貴女は無の存在になりますよ?」 男は、また楽しそうに顔を歪めて静かに笑っていた。まるで、玩具を見つけた子供のように。 「死んでるんだから失敗しても何も変わらないわよ」 「いえ。挑戦しない場合と失敗した場合では色々と変わっていきます」 死んでるのに、何がかわるんだ?死んでるんだから何も変わることはないはず。