前選択者の選択肢は約2年間もの間行われていた。 それは、今はどうでもいいこと。 新しい選択者のタメに色々と準備をしなければいけない。 「わかったよ」 「我が主人様」 そう言うと双子は消え、管理人だけが広い空間に残った。 水晶をゆっくりなでながら静かにこう呟いた。 「さぁ、私を喜ばせろ選択者」