好き―――? 何言ってんの?あたし神代のことなんて―――好きじゃない。 心の声が保健医には聞こえたのだろうか。 保健医はいつもとは違う優しい声で、 「好きだからな、泣くんだろ?」 と言った。 「好きだから、悲しいんだ。違うか?」 あたしが―――好き?神代を。