「…さやか?」 あたしはたまらず2人に駆け寄っていた。 「さっ…さわらないで!じんたにさわらないでっ…」 「えっ?…さやか!」 「…さっ…わら…ないで…よう…うっく…じん…たは…あたし…のっ…うっく」 「さやかっ!どうした?」 じんたがさやかに近づく。 「じんたっ…はっ…あたしのなんだからぁ…うわぁぁん」 「さやか…」 子供みたいに泣きじゃくるさやかを、ぼくはぎゅっと抱き締めた。