「うん…」 「だったらちゃんと気持ち伝えなよっ…あんたには黙ってたけど…八城君って最近バスケ部のマネと仲いいらしいよ」 「へっ…そっそうなの?」 さやかは一気に青ざめた。 愛されている自信があった。 どんなに我が儘いっても笑顔で聞いてくれるじんた。 どんなさやかも愛するよーって何時も言ってた。 あたしはそんなじんたに甘えてばかりで、じんたの気持ちなんて考えもしなかった。 じんたが離れて行く…そんなの耐えられない。