「くぅーいつ見ても 可愛い…何時になったら僕だけのさやかになってくれるのかな?」



そう言って頬に触れようとした瞬間。



「永遠にこないからそんなの!」



パチッと目を開けたさやかが、バッと起き上がる。



「毎朝、毎朝…あんたウザイ!!もう子供じゃないんだから止めてよね…ったく」



横を通り過ぎる時に香る、甘ったるいさやかの香りに少しばかりの興奮を覚える。