アハハ、 と照れ臭そうに 私の手をぎゅっと握ってきた彼に 不覚にも同感してしまった。 もっとも、私はちゃんと 我慢出来てるけれども! 何も言わない私に、 怒っていると思ったのか 彼が顔を覗き込んでくる。 その顔はあまりにも しょんぼりとしていて、 あまりにも情けなくて、 あまりにも愛しかった。 「美穂~怒った?」