ガラが悪そうな集団が屋上の隅にかたまって
はしゃいでたり煙草吸ってたり
周りからみたらとても迷惑
「響也?なにそれ?」
「え?お前知らないの?」
そんな会話が聞こえてくる
最初はどうでもよかったんだ
「あぁ、あの鴉の頭に喧嘩うってぼこされた奴か」
「そうそう、あいつも度胸あるよなぁ~笑」
「ただのバカなんじゃねーの?笑」
話がどんどんひどくなり私はついカットなり
集団の前に出てしまった
ここが問題なんだ
一木響也なんて知らない人の愚痴を聞いて
飛び出した私が馬鹿だったんだ
「すみれ?」
友達が驚いてた顔で私を見る
「あれ~?そのこ可愛いお姉ちゃんどうしたの?~」
ひとりが煙草をくわえながら私に声をかけた
その声につられ皆が私を注目する
あぁ、おわった
