「綾様、今日は西園寺家との…」
「わかってる。西園寺家との交友を深めるための食事会、でしょ?」
「はい。」
「ちゃんと6時には家に帰るから、ジータはさきに……」
「!! 龍恩寺様…」
「ぁ…えっと…」
「綾ちゃん、今日は西園寺家との食事会なの??」
「え、えぇ…」
「ふ~ん…」
龍恩寺 咲(りゅうおんじさき)
小さい頃からの幼馴染み
なぜかお父様を嫌っていて、会うたびに睨み合い…
しかしそのくせ、たまに2人であっているとの報告が……
まさかのそっち系……??
「じゃ~あ~、あたしも参加し~ちゃお!!!」
「は!?」
「い~いじゃ~ん?? 西園寺家と龍恩寺家はいとこ同士なんだし」
「そうかもだけど……」
「それとも、あたしが居ちゃいけない事でもあるわけ??」
「そ、そんな事は……」
「じゃ、また後でお家に寄らせてもらうわ♪」
「はぁ~……わかったわよ……」
咲は不気味なぐらいニコニコしながら帰っていった
「はぁ~………」
「綾様、この事、御父上様に」
「あ、ジータお願い…あたしはちょっと寄り道して帰るから」
「はい。」
カサカサカサ……
木の葉が風に揺れて音を奏でていた
小さい頃からこの音が何よりも好きだった
……
けど、この頃疑問に思った事がある…
あたしには3歳以前の記憶が、ない…
何一つ、
_____オモイダセナイ
「わかってる。西園寺家との交友を深めるための食事会、でしょ?」
「はい。」
「ちゃんと6時には家に帰るから、ジータはさきに……」
「!! 龍恩寺様…」
「ぁ…えっと…」
「綾ちゃん、今日は西園寺家との食事会なの??」
「え、えぇ…」
「ふ~ん…」
龍恩寺 咲(りゅうおんじさき)
小さい頃からの幼馴染み
なぜかお父様を嫌っていて、会うたびに睨み合い…
しかしそのくせ、たまに2人であっているとの報告が……
まさかのそっち系……??
「じゃ~あ~、あたしも参加し~ちゃお!!!」
「は!?」
「い~いじゃ~ん?? 西園寺家と龍恩寺家はいとこ同士なんだし」
「そうかもだけど……」
「それとも、あたしが居ちゃいけない事でもあるわけ??」
「そ、そんな事は……」
「じゃ、また後でお家に寄らせてもらうわ♪」
「はぁ~……わかったわよ……」
咲は不気味なぐらいニコニコしながら帰っていった
「はぁ~………」
「綾様、この事、御父上様に」
「あ、ジータお願い…あたしはちょっと寄り道して帰るから」
「はい。」
カサカサカサ……
木の葉が風に揺れて音を奏でていた
小さい頃からこの音が何よりも好きだった
……
けど、この頃疑問に思った事がある…
あたしには3歳以前の記憶が、ない…
何一つ、
_____オモイダセナイ

