雪の黒い声とともに時雨は黙り込んだ。 「時雨は四劉連合の一核、水龍の総長を。 嵐もまた四劉連合の一核の紅龍の総長を務めてます。」 あんたたちのことはよく知ってるけどね(苦笑)。 でもさすが雪、 対応完璧。 「僕たちは全国No.2の龍王に属してるよ♪ 僕はその黒王の幹部の一人だよ♪ で、彼方も幹部☆」 「…よろしく」 自己紹介してから一言も発しなかった彼方が喋った。 「珍しいね☆彼方から話しかけるなんて♪ 彼方、ゆーちゃんは大丈夫なんだ♪」 「……あぁ」