「か、景宮ッ!入ってこい(ヤバい…(焦)、柚葵が完全にキレたら止められるやついない…)」



そんな、焦りと不安を心に抱えたまま、柚葵が入って来るのを待つ。



大ちゃんからの声も掛かったし、行こうか…。



でも、その前に殺気しまわないと…(笑)。



殺気もしまって、一呼吸してから教室のドアに手を掛けた。



------------ガラッ-----------



私がドアを開けた途端に、教室の中がしぃーんと静まり返った。



私は、静まり返ったことは気にせずに大ちゃんの傍に歩いて行った。



「じゃあ、景宮! 自己紹介(よかったぁ〜…、殺気はちゃんと消えてる)」