「アキっていつも授業出ないで何してんの?」 「寝てる」 「"寝てる"って…」 どこで?と言うような表情をするが、俺は無視して教室を出た。 「じゃあな、咲希」 「ちょっ、アキ!?」 俺は下駄箱には向かわず運動場へと行った。 明後日にある体育祭の準備をしている先生と生徒たちが、忙しなく動き回っていた。