「じゃあ気ぃつけて帰ってな」 「あぁ。太陽もいつでもこっちに来いよ」 「…うん」 そう言って、車に乗り込む高良くんに手を振るアキ。 あれからしばらくして学校に戻ると、高良くんが学校の前で待っていた。 高良くんは何も言わずに、私とアキを優しく見つめていた。 「…アキ」 「…咲希も。元気でな」 優しく微笑むアキにコクンと頷く。