「多分それ、俺にやわ」


「…アキに?」



「さっき空良から渡す物があるから、受け取れってメールが来た」


「……そうなんだ」



「中身、見ていい?」


「うん。アキのだから」


はい、と紙袋を渡すと、アキは中身を取り出し、包装されている紙を破りだした。