時間は気付けば昼休みになっていて、俺は咲希に呼ばれ廊下の隅っこにいた。 「話って?」 「あのね、私たち前みたいな関係に戻れないかな?」 「…どういうこと?」 咲希の言っている意味が分からなく聞き返す。 「だから、その…。幼なじみに戻れないかな?」 言いにくそうに言う咲希を見つめ返す。