「っ痛〜…」


「お前っ、何してんだよ!?」


右頬を抑える男子と、びっくりした表情を浮かべる男子。


私の右の掌はジンジンと赤く痛んでいた。



「…最っ低」


必死で涙が溢れ出すのを堪え、男子を睨みつける。



「アキが…、アキが頑張ってる時にそんなこと言うなんて最低だよ!」


頑張って生きようと戦ってるのに…。


それを面白そうに盛り上がるなんて…。