「空良…、私どうしたらいいのかな?」


「アキの傍にいたいのに我慢する必要はないんじゃない?」



「……それでいいのかな?」


教室で昨日の出来事を思い返す。



結局、アキは昨日、目が覚めることはなかった。



「アキは…」


「立石、また救急車で運ばれたんだって!?」


空良の言葉を遮るようにクラスの男子が話に割り込んできた。