病院のロビーに場所を移し、ソファーに腰をおろした。 「空良くんからアキとのことは聞いてるよ」 「えっ?」 近くにいる空良にチラッと視線を移すと小さく微笑んだ。 「付き合ってるらしいね」 「えっ、あ、はい…」 「アハハッ。そんなに緊張しなくてもいいよ」 固まる私に優しく笑いかけてくれる。