「冗談やろ!」


そう言って楽しそうに二人で話しはじめる。




また一人残されたよ…。


ていうかまた話逸らされた?


男の子同士だからかな。

たまに二人の空間に入って行けない。




「咲希は?」


「へっ?なに?」


ぼーっと二人を見つめていると、急に話を振られ変な声を出してしまう。



いきなり話振られても…。


聞いてなかった。