「咲希、カメラ」


友達と楽しそうにしている咲希の近くに移動する。



打ち上げは教室でお菓子やらジュースを持ち込んで行われることになった。



「あ、ありがと…ってアキは?」


「帰った。調子悪いから、帰らせた」


ってことにしといてあげよう。



「そうなんだ…。大丈夫かな?」


心配そうな表情をする咲希に、俺はカメラを見るように進めた。



「なにこれ〜?」


ハハッと楽しそうにカメラを見ていく。


そこにはアキと校長の変顔ツーショット写真が載っていた。