サヨナラのその日までそばにいさせて。




「午後からも応援頑張るわ」


「写真もよろしく」


お互いニコッて笑って運動場へと戻った。



空良のお母さんも少し午後の種目を見て帰った。



男子100m走は午後一の競技。


空良が俺の代わりにスタートラインに立ち、ピストルの音と同時にスタートした。


俺は立ち上がり、自分が走ってる感覚に陥った。



空良は余裕で1位やった。


さすがやな。



それから二時間後、体育祭は終了し片付けへと移った。