90度に腰を折り曲げて薫くんの前にチョコを差し出す。 ………あれ…? ちらっと顔をあげるとものすごく優しい笑顔の薫くん。 あたしの腕をぐいっと引っ張るとあたしは薫くんの腕の中。 「すげぇ嬉しい。」 「う、うん…」