なんと悲しいかな。 目の前にいる俺様…いや、 僕様は爽やかに微笑むと… さ っ さ と し ろ ─ 無言で私に訴えかけてくる… …って先輩、目! 目が笑ってないよ!? 「っ〜!!」 急いで鞄を手に取りユカに別 れを告げ、教室を後にする。 昨日からこの僕様が 私の、彼 氏 様 。 …… 半ば、強制的に。