僕 様 彼 氏




 「…何でもないです!」


 「熱でもあるんじゃないか?」


 「なっ!」


 いきなり先輩の繋いでいない
 方の手がおでこに触れた。


 「やっ!本当に何でもないん
 で!」


 「へぇ〜」


 先輩は笑ったまま繋いだ手を
 さらにぎゅっと握った。



 っ〜


 完っ全に遊ばれてる…!



 一件爽やかで可愛らしい外見
 のくせに中身はドS…



 あぁ、私これからどうなっち
 ゃうんだろう…