―騙された… 誰もいない放課後の教室 目の前にいる学園のアイドル こと月影空先輩は 普段の爽やかな笑顔とは違う 妖しい笑みを浮かべ 「っ…」 心底楽しそうに私の顎をクイ ッと持ち上げる そして― 「今日からお前は 僕のものだ…」 何とも俺様的な言葉を… …いや、 何とも“僕様的”な言葉を 呟いたのでした―