「あ、あの酔うんですけど……」 「ごめん」 なんだかちょっと楽しくなってくる。 でも駅はもう少し。 多分、こんな時間はもうない。 キャバクラで会うときはあたしはキャバクラ嬢を演じなければならないし、会社で会うときはエイトは上司を演じなければならない。 それ以外に二人の接点なんてないから。 エイトの背中暖かい。 いつも帰り道は寒くて嫌だなって思ってたのに、二人だとこんなにも違うんだって。 なんか思った。 ちょっとだけ。