「エイト、こんな人混みの中で目立つよ。恥ずかしいよ」 逃げるのは無理そうだから、懇願する。 顔、あげられないよ。 道行く人の視線が痛い。 「え? 僕は恥ずかしくないけど」 あんたじゃなーい!!!! 「あたしが恥ずかしいって言ってんの」 「でもまた転んだら困るじゃん? そんな靴で」 「大丈夫だから。降ろし……」 その瞬間、あたしを支えるエイトの腕の力が強くなる。 逃さないように。 どこがー?ってエイトはケタケタ笑いながら。