エイトが口を開く。 白い息を吐きながら。 「苺は、地下鉄?」 「うんにゃ。電車どす」 あ。噛んでしまった。 「どす?」 「です」 「何それ!!! ださっ」 「う……。わ、わざとだよ!」 会社と違って、エイトはよく笑う。 「じゃあ、僕地下鉄だから」 「お疲れ様です。佐藤さん」 あたしはあえて、名字で呼んだ。 むかついたから。 少しさびしそうなエイトを無視して「じゃあね」と振りかえろうとした時、 ぐきり。