一歩道路に出たその時、

「あっ」

あたしは雪道でバランスを崩した。



その時、腕に引っ張られる感触があり、あたしは間一髪で転ばずに済む。



「あ、すみません」




どなたか知りませんが、ご親切な方……




って!!

エイト。




そこには傘をさして、立っているエイトがいた。

「大丈夫?」

ニヤニヤあたしを見るエイト。