そんな怒りを隠して伝票を見つめていると 「先輩!! 先輩!!」 山本さんが勢いよくあたしの元に走ってきた。 「なっ、何」 「佐藤さんって、超かっこよくないですか!? あたし、タイプです」 ああ。 言葉尻から湧き出るハートマークががんがんあたしにあたる。 「そ、そう……?」 エイトの人格多面性を知っているあたしとしては、何とも答え難い。