「小学生の頃、苺と離れるとき淋しかった」
「うん」
「だから『さよなら』は嫌だった。『またね』って言葉に願いをかけた。いつかまたどこかで会えるようにって」
エイトも同じ気持ちでいたんだ。
「そしたら、こうやってまた苺に会えたから。その言葉をクイズに出してきた苺を離したくないって思った。本気で」
そういうと、エイトは生クリームのついたあたしの頬をぺろりと舐めた。
「ちょっ……。くすぐったいよ!」
「今度は、本当に離れないで」
真面目な顔してエイトがあたしを見る。
真剣でそして少し泣きそうなその顔。
あたしはそれに応えるように、慈しむようにエイトにキスをした。
「一生……。一緒にいるよ」
エイトの耳元で小さく小さく呟いて。



