エイトの顔が近い。 またあの甘い香り。 惑わされそうに、なる。 流されてしまいそうになる。 でもそれってほんとにいいのかな? 「エイトに一個お願いがある」 「なになに?」 「……あたし、大学に行きたいんだ」 それは本当のこと。 いつか踏み出さなきゃいけないって思ってた。 「へ?」 エイトは拍子抜けしたように答える。