「で」 「で?」 驚いてびっくりしたあたしの顔をエイトは覗き込む。 「結婚してくれる?」 ぐいぐいっと迫ってくる。 「ちょ、ちょっと早くない?」 「早くないよ」 一歩も引かないエイト。 「えええー」 「これもあげる」 あたしの手に握らせたのは家の鍵。 「ここの家の鍵?」 「違う。東京の家の鍵。僕と一緒にきて」 真剣なまなざしが痛い。