結婚って、ぶっ飛びすぎだよ。 エイト。 「いや、何言ってんの?」 「ということで、僕からプレゼント」 ということで、が多いよ。 勝手に先に話進めちゃわないでよ。 頭が真っ白になる。 そして鏡に映ったあたしの顔は真っ赤。 エイトはポケットから、小さな包みを出した。 銀の包装紙に赤と緑のリボン。 中にはキラキラと光るリング。 まるでこの白い雪のような宝石が輝くリング。 「婚約指輪……になったらいいな」