「ええーーーっ」 「目に」 「ん?」 「……目に」 「ん?」 「目に雪が入った」 「はぁ? そんなに大量に?」 エイトのからかうような口調が気に食わない。 「そう。集中して、目に雪が降った」 「何それ」 「あたしの目にだけ雪が降った、なぜか。だから……これは、雪」 あたしの声はもう相当ぐずぐずだ。 でもエイトに泣いてるなんて思われなくない。 なんとなく。 エイトは何も言わず、あたしの髪をぽんぽんと撫でた。 その暖かさにまた涙がこぼれそうになる。