泣き続けるあたしにエイトは申し訳なさそうに言う。 「あれだよね?」 「何?」 「先に僕が、ここに来た苺を見つけていたのに」 「あ?」 「驚かそうと苺を観察しているうちに」 「あぁ?」 「雪道に慣れていないから、苺に追いつけず」 「ああああ?」 「見失った。それでもって今またやっと見つけた」 なんだとぉおおーー! エイトはケタケタ笑っている。 それはもう面白そうに。 苺って足速いんだねーとかどうでもいいこと言いながら、ひげを取り外して。