今までこうやって何度も逃げてきた。 だから行けるはず……。 と思ったけど、あたしの身体を掴む力が強い。 「んん。離してください」 「俺がいくらお前に貢いだと思ってんだ!」 「社長さん」 「一回くらいやらせろ!」 臭い息が近づいてくる。 助けて!!! そう思った瞬間、タコ社長が尻もちをついていた。 どん、と大きな音を立てて。 なに? 「し、社長さん。大丈夫ですか!!!」