「神崎さん、帰りましょうか」 何事もなかったように、そう言って。 「……ちょっ! エイトっ」 「佐藤さん、でしょ?」 エイトは、ぽんっと空き缶をごみ箱に投げた。 ナイスショット。 からんと小さな音を立て、缶はごみ箱に納まる。 「佐藤さん……」 「ごちそうさまでした」 「あ、こちらこそコーヒーごちそうさまでした……」 って、あたし何言っちゃってるんだー!!!!